2017/08/03

ものペン!と子供達

玉川髙島屋S・Cさん主催、南極・北極展の目玉展示として、アデリーペンギン型に改良した第8代目のペンギンロボット、ものペン!を毎日デモ展示しております



今日、気がついて嬉しかった事
ロボットの修理で玉川髙島屋にいき、デモもせっかくなので一回担当しました。
場所がら、平日ですが始まる前から人だかりで、20人以上のお子さんと、その親御さんの中心でロボットを1日5回動かしています。
デモの途中から、ロボットに対する質問タイムですが、半分はペンギンの質問、半分は、ロボットと、私に対する質問が、小学生また未就学児からきます。
ロボットのデモなのに、ペンギンの生態について聞かれるのはびっくりしていますが、
特にその中で今日の1つの質問は、びっくりそして、感動しました。
ペンギンロボットには、今回のプールが小さすぎるので、頭をプールの壁にぶつけて方向を逆に変えます。
それを見た小学生の女の子が、
「何故逆向きに動くの?」
と私に質問したのです。
確かに行きたい方向に曲がるために、普通なら頭を向けます。
でも反動で曲がるので見た目は逆向き。私は隣にあった壁に手を当てて、押し返してみせて解説をしました。
それをみて、なるほど!と納得の女の子。
彼女はロボットをみて、身近な物理法則に気がついたのです。
この他にも、ロボットのデモをする事で、たくさんの質問を子供達からもらいます。競い合って手をあげます。
ペンギンは何を食べるの?
ペンギンはどうやって卵を産むの?
ペンギンはなんで北極にいないの?
ロボットはどの位速いの?
背中にある四角いのは何?(BLEモジュールのこと)
ロボットから伸びている線は何?
何故その手のペンギン(コントローラを仕込んだぬいぐるみ)を動かすと、水のペンギンが動くの?
どうして曲がるの?
どうして足が動かないの?(ごめんなさい壊れた)
などなど、本当にたくさんあります
で、これってひょっとして、普通の生活していたら、普通に展示を見るだけでは
思いつかない身の回りのふしぎなのではないか?と思いました
みんなが知ってるペンギンが、みたこともないロボットになって動いている、訳のわからない光景を見て、
なんで?なんで?が触発されてるのでは?
ペンギンロボットが、何故ここまで興味を引きつけるのか、ペンギンロボットから子供達は何を考えてるのか
知ってる見た目で親近感はあるけど、圧倒的に普通じゃないからこそ、子供達に、気づきを与えられる存在なんじゃないかと思って、
なんだか最近読んだ論文の問題提起にも似ていて、せっかく全日で130回のデモを行い、そして、累計六万人以上に見られる予定ですから、私がいない時も含めて、ビデオをとって、後から行動を解析してみようかと思った次第です。
なにか、こういった研究されている方がいらしたら、是非教えてください!
そして、現在10日が立ち、50回のデモを行いました。これまで一度もデモに穴を開けていなく、手伝って頂いた全ての方に感謝です。
(動画は2日目のもの)