小学生が本当に友達になりたいカラフルロボット |
こんにちは! 70です。
先日、母校の小学校の作品展に行ってきました。そこで、一際目を引くものが!
大きなカラフルロボットです。
これは、図工の時間にグループで ”友達になりたいカラフルロボット”という題で作ったロボットらしいです。
その制作方法も独特で、
ロボットに自分がつけたいパーツがあったら、それがなぜ必要なのかグループの前で発表をし、それを採用するかどうか多数決で決めて製作したそうです。
だから、最後まで全員で作った、思い入れのあるロボットと言うことで、
「友達になりたいロボットとは」と小学生が真剣に考え抜いたロボットだということです。
そして驚くのが、このロボット達のサイズ。小さくても160cmほど。大きいものは2m近くありました。
製作にあたって大きさの指定があったのかと思いきや、
なんと、
サイズ指定は無かった
そうなんです。小さいロボットも作ろうとしたら作ることができたということです。
しかし、作られたロボットたちは皆小学生よりも大きい。なぜでしょうか。
私は、親や先生など小学生にとって信じられる、甘えたい存在である大人と身長を重ねたのではないかと思います。
ロボットに対して友達であると同時に、守ってくれる対象として見たのではないでしょうか。
でもこれ、通説とは逆なんです。
ロボットの研究者の方にお話を伺ったとき、面白いお話を聞きました。
それは、
ロボットの身長は、120cm-130cm が一番いいとされている
ということです。
130cm以上では威圧感があって怖い。120cm以下では、おもちゃに見えてしまうということらしのです。
120cm-130cmのロボットと言えば、これ、アシモですね。アシモはマイナーチェンジをしてますので、120cmのと、130cmのがいます。ちなみに今の子は130cm。
確かに可愛い。友達ロボットと言う感じがします。
しかし、小学生の作品と比べると、私にはなんだか洗練されすぎている気がします。
ASIMO |
その先生がおっしゃるには、アシモがまだアシモでなかったこと、pシリーズという180cmのロボットがあったが、子供に怖がられてしまったそうです。
それは、これ。
1993年に発表された、180cmのp-1 |
人に受け入れられるロボットは、身長で分けられないのではないでしょうか。
ちなみに、アシモのpシリーズには160cmで、今のアシモに近いものもあります。これも、そんなに反応は良くなかったそうです。
Honda p4 |
私は多分、アシモは出木杉くんなんだと思います。
でも、私たちが本当に友達になりたいのは、出木杉くんではなく、のび太やドラえもんではないでしょうか。
最期に、p4と同じ約160cmの、小学生が考えた私が一番お気に入りのロボットを紹介します
小学生が本当に友達になりたいカラフルロボット。カラフルなのも親しみやすさの重要な一因? |
なんとも頼りないww。でも、なんか愛らしい。良い意味で洗練されてない。
たしかに、友達になりたい気もします。
私たちは、人間の友達に完璧を求めているでしょうか。
アイドルが人気の理由はは、完成されていないことだと言います。
アニメのロボットが、
・混乱してドジしちゃうとき
・不意に身を挺して主人を救う そしてボロボロになる
とき、感情移入しちゃいませんか?
私は、今ロボットがなかなか受け入れられていないのは、
機能、そして外見が ”出木杉君”だから というのが大きな一因ではないかと思います。
スマートフォンなど、家電は洗練されたデザインが求められています。
でも、”友達”となったらどうなのでしょうか? 洗練されたcoolなデザインは、威圧感を生んでしまうのかもしれません。
親しみやすいロボットの条件とされていた、低身長 は実は違い、親しみやすい不器用なデザインが”友達になりたい”と思わせているのではないかと、母校に行って思わぬ収穫がありました。
みなさんはどう思いますか??
ご意見お待ちしています!!
Twitter: nanaju_
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