前回に引き続き、ニコニコデータ研究会についてのレポートです。
本当にカオスなのはここからです!笑
筑波大学 鈴木香苗先生
データ収集と分析の基礎についてお話されました。
問題意識というのは日常な関心からうまれるものですが、データとして解析するのにはこの問題意識から、具体的な解析対象として絞り込んでいかなくてはいけないそうです。
具体的な段階は、
1問題意識から搾り取る
2目的にそって搾り取る
3分析方法の検討
だそうです。
次に、さまざまな調査方法についてお話されました。
横断的調査というのは、現象の記述や、相関関係に関してだそうです。 影響関係はわからないのですが、ここを誤解している方が多いとか。
横断的調査というのは、一回の調査で、世代や性別などを横断して行う町のことのようです
(参考 http://www.rikkyo.ne.jp/univ/ssakata/class/academy/materials/03.htm)
影響関係を知りたいことは、パネル調査(一定の人に期間を分けて一定の調査)をするそうです。
ただ、問題点として、
条件のみを人為的に操作できることと、
倫理的問題が大変だそうです。
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かなり専門的な内容で、かなり頭を使いました! 合ってますかね…?
ここからは、鈴木先生の研究室の大学院生の発表です 5分では到底すまない話を5分でやってくださり、頭が飽和してました
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坪井さんは、
図書館での乳幼児向けイベントが何が効果的か調べられました。
読み聞かせ、 科学遊び、保護者向けなど 1000人以上の親御さんにアンケートをとった結果、
読書、芸術に関することの満足度が高かったそうです。
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村野さんは、
読み聞かせの効果について調べられました。
読み聞かせをする前としたあとで、学習能力を測定するテストをしたそうです。
結果、子供の頃のよみきかせが重要そうだとわかったそうです。
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野崎さんは、
読書効果についての論文はすくない ということで、
小学生に、関して読書量と学習意欲の関係について調べられました。
結果、男子は読書と学習意欲に関係なかったそうで、会場には笑が起きました。
考えてみると、小学生や中学生のころ、そもそもだいたいの男子がこの手のアンケートをちゃんと書いていなかった気がします。
こうゆうちゃんとやってもらえるような方法の研究も必要かもしれませんね。
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八巻さん
RGBについて、体験型のソフトウェアを使って教育することで、どのような効果があるのかをお話しされました。
でも、授業の理解度には教材のある、無しは関係なかったそうです。
対象や、内容でずいぶん結果が変わりそうなものなので、難しそうですね。
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ここからは、データ好きそれぞれの濃い話をたった5分で発表する、LTです。
カオスです。
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nobiさん
ニコンコ動画のタグに関する話
告知!
ニコニコ動画には、
567万のタグがあり、内445万が一つの動画でしか使われていないそうです。
そのうち、1万以上の動画で使われているタグが四万五千個
10万以上の動画で使われているタグまでくると、なんと28個しかないそうです。驚き。
このタグデータ分析の問題点は、タグの”表記揺れ”だそうです。
表記揺れというのは、例えば同じアニメの事について言っていても半角、全角、漢字などが違うだけで別のタグになってしまうし、別名があったらさらにややこしくなる。
この、同じことを言っているのに書き方の違いで違うものとなってしまっていることです。
nobiさんからのお願いは、「タグはそろえてください!」
「動画を見てもらいやすくなります! (大手のタグ以外)」だそうです。
最期にタグが近い意味どおしを近くに寄せた、タグの地図というのを見せていただきました。大変骨が折れそうな作業な気がします。
私も動画をアップした時にタグに困りました。揃えたくても、どんなものが出回っているのかそもそもどうやって見つけたらいいかわからない。
予測変換や、ある程度選択で出せるようになっていたら便利な気がします。
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ありらいおんさんは、今回の第3回データ研究会を主催してくださった方のうちの一人で、この業界ではファンがいるほど有名な方だそうです。きゃーありらいおんさーんって言われてました。
歌ってみたや実況プレイ動画などの様々なジャンルの動画について、時系列的に年ごとに人気の動画を表にまとめられ、曲ジャンルごとに色分けされていました。この時系列と色分けで見えてくるデータがありました。
歌ってみた。 は、ボカロ(VOCALOID)曲がとっても多い印象がありますよね。
いったいいつからボカロ曲ばっかになったんでしょうか。実は最初のほうの2006.7年はまニコニコ組曲などが人気で、2009年から一気にボカロブームになったそうです。
確かに、2008年ごろ(中一)は組曲流行ってたな...と思い出しました。組曲とは、アニメなどのニコニコ動画で流行ってる曲をアレンジしながらメドレー調にしたもので、作業用BGMはもちろん、歌ってみたや、曲に合わせて描いてみたなど二次コンテンツも面白い、ムーブメントみたいなやつでした。
ちょっと脱線してしまいましたが、
実況プレイ動画では、今まではバイオハザードなどの商業ゲームなどが多かったそうですが、このごろの流行は、個人が作ったりしているインンディーズゲームだそうです。
おもしろいポケモンバトル動画をあさってた頃が懐かしくなってきました。
描いてみたは、初期は東宝 2011からは、黒子、巨人、 もともと女性がおおいから、東宝などの男性向け絵から、このごろちかづいてきたといえるそうです。
あとは料理動画はゆっくり流行が特にあるわけでもなくたのしまれているそうです。
また、アイドルマスター関連は、三年以上投稿してる人がおおいとか、
pixivとニコニコ動画の関連性は、は全体としてそんなににてないけど、描いてみたなどにフォーカスするとにているそうです。
私はどちらかというと、pixivからニコニコ動画へ行っていたので、ニコニコ動画にこんな流れがあったのか!と面白かったです。
ちなみにpixivの流行はアニメや漫画の影響をものすごく受けるので、知らなくても気づいたら描いているという恐ろしい現象が起こったりします(笑)
では、今日はこのへんです!
前回の石井晃先生基調講演は
こちら!
次回は、LTのつづきをレポートします!是非見てね!
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